株式会社アパマンショップHDの財務状況です。
07年以降、売上高は減少を続けています。
利益率は近年回復傾向にあります。
総資産は07年と比べ2分の1に減少。流動資産が減り、負債は流動負債から固定負債がメインとなりました。
利益剰余金は08年以降マイナスです。
11年度には多くの固定資産を売却し、返済に充てて有利子負債を減らしています。
11年度には多くの固定資産を売却し、返済に充てて有利子負債を減らしています。
プロパティ・マネジメント事業と斡旋事業が売上の9割を占めています。
斡旋事業が収益の柱となっています。
07年には100億近くの利益を出していたPI・ファンド事業はその後利益を出さなくなりました。
賃貸仲介店舗数で業界1位を誇りCMなどで知名度が高いアパマンショップですが、事業内容をみると投資や不動産運用にて利益を出してきたことがわかります。リーマンショックの影響なのでしょうか、投資運用系事業は利益を出さなくなり、現在は当該事業を凍結してコア事業の賃貸斡旋、管理に力を入れているようです。しかし、ネットによる情報発信が手軽にできるようになった今、賃貸仲介系事業が成長できるのかどうか、厳しそうです。