株式会社ブリヂストンの財務状況です。
リーマンショックで一時売上を落としましたが、その後回復し13年度は過去最高売上高に。
円安効果も手伝って営業損益は4,000億円を超えました。
売上高利益率、営業利益率ともに上昇。
非常にバランスの良い財務内容です。
ROE、ROA共に上昇。
利益剰余金も順調に増加しています。
投資もしっかりした上でフリーキャッシュフローがでています。
売上高に対する営業キャッシュフロー率は上昇傾向。
タイヤを中心としたセグメントが全体の85%を占めています。
多角化部門の売上高、利益は横ばい傾向。
地域別では欧州での伸び悩みが見て取れます。
業界首位の売上高。
業界では上位3社で全体の約4割を占めていますが、ブリヂストンがその差を広げつつあります。
リーマンショックの落ち込みからもいち早く回復し、業績を伸ばし続けるブリヂストンに今のところ死角は見当たりません。今後、新興国を中心に需要の伸びが予想されますが、既に新興国メーカーの廉価タイヤ販売が業績を伸ばしており、素早い対応が求められています。