株式会社ダスキンの財務状況です。
売上高は減少続き。近年は減少幅が大きくなっています。
営業利益、最終損益とも減少傾向が続いています。
売上高利益率はそれほど大きく低下していませんが、営業利益率は07年と比較すると約3%低下しています。
バランスシートをみるとこれまでに強靭な財務体質を築き上げてきた事がわかります。
総資産はそれほど変化はありません。流動負債割合を減らし、自己資本率を高めてきています。
総資本回転率、ROA、ROEともに低めです。
営業キャッシュフローが低下傾向で、14年は5期ぶりにフリーキャッシュフローがマイナスになりました。
セグメントをみると清掃・衛生用品レンタルを中心としたクリーンケアグループが大きな割合を占めています。その他に、ミスタードーナッツのフランチャイズが主要であるフードグループが3割弱を占めています。
フードグループセグメントが赤字になっています。
各セグメントとも売上高は横ばいです。しかし、営業損益ではフードグループの落ち込みが目立ちます。
各フランチャイズの構成を見るとミスタードーナッツ、ダストコントロール(家庭・企業向け)が全体の4分の3を占めています。しかし、前年比でみるとこれら3事業がそれぞれ5年連続してマイナス。特にミスタードーナッツの売上高減少は前年比-7.3%と大きくなっています。