2014年7月24日木曜日

株式会社セブン&アイHD

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの財務分析
株式会社セブン&アイHDの財務状況です。


株式会社セブン&アイ・ホールディングスの業績推移
売上高は12年を底に、利益は10年を底に回復傾向です。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの損益計算書及び利益率
売上高利益率は低下を続けていますが、営業利益率は改善しています。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのバランスシート推移
流動負債に対して当座資産がかなりの部分を占めており、全体のバランスもよく財務体質は健全です。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのROE及びROA推移
ROE、ROA共に改善しています。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの利益剰余金及び現金同等物
利益剰余金、現金同等物は右肩上がりに増えています。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのキャッシュ・フロー推移
高い営業CFを出しており、フリーCFもほとんどプラスを続けています。






株式会社セブン&アイ・ホールディングスの営業キャッシュ・フロー比率推移
売上高に対する営業CF比率は上昇傾向です。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのセグメント構成
コンビニ事業が45%と売上の主力。スーパーストア事業が第2の柱。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのセグメント別業績
コンビニ事業が利益の柱。非常に高い利益率の金融関連事業がスーパーストア事業以上に利益を出しています。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスのセグメント別業績推移
売上高はコンビニ事業のみ成長。金融関連事業の営業利益が緩やかながらも成長しています。

株式会社セブン&アイ・ホールディングスの地域別売上高構成
北米での売上高は減少傾向にあったものの、近年大きく業績を回復させています。

世界の小売業売上高ランキング
世界の小売業を見てみるとウォルマートが断トツの首位。セブン&アイHDは17位。

セブン-イレブン来店客の年齢構成変化
セブン-イレブンに来店する客層は高年齢化が進み、現在では50才以上のセグメントが30%を占めています。




スーパーや百貨店が厳しい状況の現在にあって、コンビニであるセブンイレブンを核にプライベートブランドの拡充や銀行ATMの設置、高齢者層をメインターゲットに変更するシニアシフトの成功など業績を回復させています。しかし、若い層はスーパーとコンビニの棲み分けができていますが、シニア層はスーパーの代わりとしてコンビニを使用する傾向があります。両事業をもつセブン&アイHDはこのカニバライゼーションに対応するため、今後さらなる海外展開が重要になってきそうです。