2014年11月18日火曜日

マツダ株式会社

マツダ株式会社の財務分析
マツダ株式会社の財務状況です。


マツダ株式会社の売上高推移
08年まで順調に売上高を伸ばしてきましたが、リーマン・ショックの影響から売上高を大きく落とし、その後の回復も遅れ気味です。

マツダ株式会社の業績推移
営業利益に関しては過去最高の売上高をあげた08年よりも高い数値を示していますが・・・

マツダ株式会社の営業利益変動要因
その理由は為替の影響が大きいことがわかります。

マツダ株式会社の損益計算書及び利益率
円安による為替差益から利益率も急上昇。

マツダ株式会社のバランスシート推移
財務体質は問題なさそうです。





マツダ株式会社のROE及びROA推移
ROE、ROAともマイナス基調から回復した様子。

マツダ株式会社の利益剰余金及び現金同等物
09年から4年連続して最終損益がマイナスであったため、利益剰余金もいったんマイナスになりましたが、14年には以前の額まで大きく戻しました。

マツダ株式会社のキャッシュ・フロー推移
営業キャッシュフローが安定して出せておらずフリーキャッシュフローも低調な為、借入金や株式発行などにより財務キャッシュフローがプラス傾向です。

マツダ株式会社の地域別売上高構成
地域別の売上高ではその他地域(オーストラリア、ASEAN等)が比較的順調に成長しています。

マツダ株式会社の主要車種別グローバル販売台数
車種別販売台数を見るとアクセラ、CX-5、アテンザなどのグローバル戦略車が好調です。特にCX-5は前年比60%近くのプラスと人気のようです。




14年度は大きく業績を回復させましたが、それは円安の影響が大きくV字回復と喜ぶことはできません。スバルなどは日本や欧州などで苦戦するもアメリカで大きく業績を伸ばしています。マツダとしても国内マーケットの縮小を補う新たな海外マーケット開拓が急務だと思います。個人的にはもう一度RX-7のようなかっこいいロータリースポーツをだしてほしいなあ。