2015年1月16日金曜日

株式会社ダスキン

株式会社ダスキンの財務分析
株式会社ダスキンの財務状況です。



株式会社ダスキンの売上高推移
売上高は減少続き。近年は減少幅が大きくなっています。

株式会社ダスキンの業績推移
営業利益、最終損益とも減少傾向が続いています。

株式会社ダスキンの利益率推移
売上高利益率はそれほど大きく低下していませんが、営業利益率は07年と比較すると約3%低下しています。

株式会社ダスキンのバランスシート
バランスシートをみるとこれまでに強靭な財務体質を築き上げてきた事がわかります。

株式会社ダスキンのバランスシート推移
総資産はそれほど変化はありません。流動負債割合を減らし、自己資本率を高めてきています。

株式会社ダスキンの売上高バランスシート比較
総資本回転率、ROA、ROEともに低めです。






株式会社ダスキンのキャッシュフロー推移
営業キャッシュフローが低下傾向で、14年は5期ぶりにフリーキャッシュフローがマイナスになりました。

株式会社ダスキンのセグメント構成
セグメントをみると清掃・衛生用品レンタルを中心としたクリーンケアグループが大きな割合を占めています。その他に、ミスタードーナッツのフランチャイズが主要であるフードグループが3割弱を占めています。

株式会社ダスキンのセグメント別業績
フードグループセグメントが赤字になっています。

株式会社ダスキンのセグメント別業績推移
各セグメントとも売上高は横ばいです。しかし、営業損益ではフードグループの落ち込みが目立ちます。

株式会社ダスキンのフランチャイズチェーン売上高
各フランチャイズの構成を見るとミスタードーナッツ、ダストコントロール(家庭・企業向け)が全体の4分の3を占めています。しかし、前年比でみるとこれら3事業がそれぞれ5年連続してマイナス。特にミスタードーナッツの売上高減少は前年比-7.3%と大きくなっています。





「モップといえばダスキン」というぐらいしっかりとしたイメージが定着しているダスキン。さらに、抜群の知名度をもつミスタードーナッツを有するダスキンですが、近年は業績落ち込みに歯止めがかかりません。さらに、先日セブン-イレブンが発表した「コンビニドーナッツ販売」が新たな脅威となりそうです。その中で、シニアやシングルマザー、共働き家庭をターゲットとしたお掃除・家事代行業務は着実な伸びを見せており、このセグメントを将来の収益の柱とすることができるかが課題になりそうです。